こんにちわコマ氏です。
今回は絵を書くことが得意な人で、デザイナー志望の人が疑問に思っている事にお答えします。
本記事では以下の事について解説していきます。
未経験でデザイナー?
- 未経験でデザイナーになる方法
- 絵が得意な人のメリットとデメリット
- 美大や専門学校卒の必要性
では早速はじめて行きましょう。
#15 【疑問】 絵が得意なら未経験でもデザイナーになれるのか?
ーーー 目次 ーーー
- オフィスへ就職するだけがデザイナーへの道じゃない
- 意外なメリット・デメリット
- 学校は本当に必要か?
- まとめ
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筆者のコマ氏は職業デザイナーとして2013年から現在まで約7年の経験があります。
現在の職業:職業デザイナー
その他副業として:フリーデザイナー / ライター / 動画編集など
2013年以前、上記には全くの未経験でした。
【1、オフィスへ就職するだけがデザイナーへの道じゃない】
結論から言いますと、デザインオフィスへ就職しないと職業デザイナーにはなれないと言うのは間違いです。なぜならデザイン業務の全てがデザインオフィスへ依頼されている物ではないからです。
自社製品デザインの大半は、よほど余裕のある会社ではない限り自社でデザインしているのが実情で、そう言う会社の社内デザイナーになると言う方法や、自分でデザインした小物やTシャツ等を地方開催のモノづくりフェスで販売したりネットで販売出来れば立派な自社製品デザイナーになります。DTPデザイン・WEBデザイン・ブランドデザイン色々ありますが、よりハイレベルなデザイン業務を目指す場合を除いて、最初の入り口としてデザインオフィスへ就職と言うのが絶対条件とはならないのが現実です。
【2、意外なメリット・デメリット】
メリット=イラスト制作が発生した場合、簡単にイラストを描ける。
デメリット=イラスト修正が発生した場合、また0から書き直しになる。
こんなところで、メリットは当然の話しですがデメリットの部分はイラスト修正はほぼ必ず発生するので、その都度書き直ししているとその他のデザイン業務に割く時間が取られてしまうと言うことです。
具体的な例で言うと、仮に犬のイラストを絡めらデザインだったとして、犬のポーズなどの修正依頼が頻繁に発生します。これを回避するために叩き台のイメージイラストを数点提出しますが、最終調整の段階で微調整と言うのが付きまとうので、意外とイラストの苦手な人の方が修正依頼の来ないプレゼンが得意になり、結果としてイラストを描かないで済むと言う場面を良く目にします。
【3、学校は本当に必要か?】
デザイン現場において、美大卒 / 専門卒 / 未経験の差は殆どありません。
理由としては学校で学んでくる内容は基本的な部分が大半で、デザイン現場で実践的かつ効率の良い作業と言うのは現場での様々な変化に対応して行き、クライアントの要望に敏速に対応できるスキルと言うのは学校では中々教えて貰えない部分です。
事実コマ氏のオフィスでも新卒で入社し、在学中に優れた成績で卒業して来た新人さんでも、実際の現場へ来てみると自分の描いていたイメージとは裏腹に、自身の無力さを痛感していると言った話しを聞くことが多いものです。
【4、まとめ】
イラストが得意だからデザイナーになると言う発想自体は全く問題ありませんが、デザイナーは皆んなイラストが得意な人だと言う訳ではありません。
確かにイラストが得意な場合に有利に働く部分は多いんですが、それイコール有利と言う事ではありません。学校も現場で使用する Adobe illustretor や Adobe Photoshop の基本操作をゼロから覚える必要が無いと言う利点があるのですが、本人の努力次第でその点はいくらでも解決出来るのです。
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