こんにちわコマ氏です。
先日のテレビ東京系経済番組「ガイアの夜明け」で12月10日に取り上げられていた 残業問題 について、当ブログでも以前に取り上げていた内容とカブるものだったので今回の記事執筆を思いつきました。
さて今回は、当ブログの趣旨とコマ氏の視点からその問題について検討してみようと思いますが、この記事に関してはいつもとチョッと趣向をかえて行こうと思います。どうか最後までお付き合い下さい。
ネットもテレ東サイトから
実際に放送された過去動画は下記リンクからご覧ください
video.tv-tokyo.co.jp
ーーー 目 次 ーーー
1、数万円の収入が突然消える
2、時短=過密労働
3、精一杯働く美学が否定される時代の訪れ
4、現場の努力のみでは乗り切れない現状
5、まとめ
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【1、数万円の収入が突然消える】
動画の中でも話されていますが、突然数万円にもなる残業代がポンと消えてしまったら皆さんはどんな対応が出来るでしょうか?
こういう話しになるとお決まりのセリフとして 危機管理がなっていなかったのだから自己責任だ といった声をよく聞きます。
まぁ確かに危機管理がなっていないと言ってしまえばそうなのですが、数年間に渡って毎月支給されていて、大幅な収益の悪化も当面は無いであろうと肌感覚で分かっていた場合の残業代を全く当てにしていない人はどの位居るのでしょうか?
僅か数か月間だけ発生していた臨時的な手当てであれば、先々無くなってしまうであろうと予想する事は出来ますが、これが年単位で毎月支給されて来た手当てだとした場合、毎月の収入から手当てを全て除外して考えられる人は相当減ってくるのではと思われます。
それを示している様に映像ではマンション購入で住宅ローンを組み、子供を私立の学校に通わせていると話しています。
人は少々危険があったとしても、ズッと何事も起こらなければ 危険である と言う認識がマヒしてくるのです。
もし本当にこの様な状況になる事を想定して、シッカリとした危機管理行動を取っているのが一般的であったとするならば、例えると 首都圏直下型の地震が近い将来やって来ると言われている東京に人口は集中しない ハズですよね?
ここ数年、人は何かが起こると自己責任と言う安易な言葉で片づけてしまっているのが現状なのです。
【2、時短=過密労働】
さて話しは残業を減らす行動へと移ってみましょう。
映像内でもそうですが 企業は残業を減らすことは行おうとしますが業務を減らそうと改善はしてくれません から、同じ業務量で時間が減れば当然の様に労働は過密化してきます。
例えるなら、100m歩くのに5分掛けても良いならユックリでも大丈夫ですが、これが2分しか掛けられないとすれば相当ペースアップしないと走り切ることは出来ないことになってきますが、この理屈が当てはまってしまうのが時短労働の本質の部分です。
本来であれば作業の効率化を図るのと、効率化による負担軽減を真摯に検討するべきですが、その実情は現場に任せっきりの状態を良く目にします。
コマ氏はフリーランスとして活動しているので上司は居ませんが、これを部下に指示するだけで自分では改善策を全く検討しようともしていないといった会社を少なからず見ています。
コマ氏が独立した平成の頃によく言われていた 人・物・金はどこかへ行ってしまった のが今の社会なのかも知れません。
【3、働いて来た美学が否定される時代】
団塊の世代の方々の時代には 身を粉にして精一杯働くことが社会人としての美学 だと教えれて来たそうです。
コマ氏はその世代ではありませんが、団塊ジュニア世代ではありますので幼いころに父親からそう言った美学を聞かされた覚えがあります。
幼少期に刷り込まれた精神論なのでコマ氏も少なからずその影響を受けているのですが、現代にそう言った美学はむしろ排除され否定される時代へ入っているのは皆さんもご存じかと思います。
しかし 労働時間の短縮と業務の遂行は相反するものです ので、労働時間を仮に1割短縮させるのであれば最低でも同等の1割以上業務内容を減らさないと 業務内容がキツくなった割に給料が減る という実質労働賃金の低下となってしまいます。
この状況になると社員のモチベーション低下は避けられないものとなって、社内の士気が上がらず収益悪化を招くことになっていきますから更に収入の低下を招いていくという負のスパイラルへと一気に進みかねません。
何期も 増収増益を続けている会社ほど社員の士気が高い ものです。
負のスパイラルへと転落しないためにも、経営陣は社員のモチベーションが下がらない努力をすべきなのではないでしょうか?
【4、現場の努力のみでは乗り切れない現状】
作業の効率化を図るには設備投資を伴う場合が多々あります。
映像の大戸屋を例に見ても店内での仕込みに拘っているようでしたが、効率化と言う視点から見れば セントラルキッチンを新設して業務用の食材を一貫生産 した方が料理の提供時間的にも利益的にも遥かに効率的と思われます。
人材不足の面から考えても、インターンシップ等の活用で人材不足を解消している企業は多数あるくらいですが、その辺りの問題に関しては個々の店舗で対応させるものでは無く、会社全体として検討すべき問題 だったりします。
そう言ったものを最大限活用して大カテゴリーでの問題解決に奔走し、それでも解決できなければ小カテゴリーに入る店舗単位での効率化を実施するといった2段階の対応が必要となっているのです。
もう現場だけに問題を押し付けて解決できる段階は終わっていると自覚するべきです。
【5、まとめ】
残業45時間の壁とは本質的に根深い問題です。
収入面での問題もありますが、過密労働に対する企業としての抜本的な対策を取り、社員のモチベーション維持に努めてもらいたいと言うのがサラリーマンの本音であると理解してもらえることを祈りつつ今回の記事は終わりたいと思います。
また次回からいつもの副業に的をしぼった内容で行きますのでお楽しみに
今回の記事の内容と合わせて読みたい過去ブログ
komarl.hatenablog.com